デッキ選択に潜むいくつかの罠
【目次】
はじめに
皆さんおはようございます。こんにちは。こんばんわ!
今回の更新担当は「にょん」です。
AGP名古屋前なのでデッキのお話とか山のようにしたいことはあるのですが、
それは流石に書くなと口止めをされてしまいました・・・(終わったら2人ともちゃんと書きます)
と、いうことで、今回は題名にも書いてあるように、デッキ選択の方法について皆さんに解説します。
この問題は僕も含めて、多くの人が身に覚えがあると思います。
デッキの選択は多くのトーナメント結果に最も影響を与える要素の1つです。
どんなに凄い完璧なプレイができても、対戦相手のデッキによっては負けてしまうこともあると思います。相性もありますし、ミラーマッチをした時、相手より自分のデッキが劣っていたら負けます。
そこで、勝ちたいと思うなら良いデッキを選択しないといけないことになります。
皆さんが一番疑問に思うことはこの一言に収まると思います。
「なんで、全員がベストなデッキを選択して大会に持ち込まないのか?」
いろいろと要因はありますが、調整相手と話をしてて「どのデッキがベストなの?」っと意見が分かれることがあるからだと思います。
僕も調整相手の人と話してて意見がよく割れます。
ちなみに今でもチーム内で割れてます。
環境初期はどのデッキが一番良いのか知る術がないです。
FOWのラピスクラスタが出て実は1/3シーズンが経過してます。
時間の経過はとても残酷なことが多いです。
前々回の環境のTier1はフィースシングでした。
実はフィースシングはTier0なのではないか?などいろんな論議が海外でもありましたが、クロノスやバハムート、リフレクトみたいな会場の9割のプレイヤーが使うようなデッキではなかったのでフィースはTier1だ!っで終わりました。
今回のニューフロンティア環境TOPデッキは何?って言われたら僕は何も迷うことなく、「赤緑のプリシア」と答えます。
海外トーナメントを見るとリリアスやフィースシング、アルハマート、ルミアも勝ってますので、絶対プリシアが環境TOPのデッキとは言いづらいのも現状です。
仮に大会で勝ちに行くとき上記に挙げたルーラーを使ったデッキが正しいとしたとき、別のデッキを選択する人が存在するのでしょうか。
知識の欠如と思考放棄
どのデッキがベストなのか知るには相応の時間が必要になってきます。
環境が成熟していれば、直前のトーナメント結果を見たり、大会のカバレッジを読んでみたり、戦略記事を読めばどのデッキが大会環境を支配しているのか知ることはできます。
残念ながら、日本のFOW環境では初めての大会になるので、まだベストなデッキは出現してないことになります。
もちろん海外の結果を見ればどのようなデッキが流行っているのかはわかります。
しかしながら次に僕たちや見ている人たちが戦う舞台はAGP名古屋であり、ラピスクラスター第3弾の最初の大会なのです。
デッキ選択において最善な選択をするためには、多くの時間と失敗を繰り返すことになると思います。
勝利だけを目的としていない。会場で楽しみたい。
これはどのカードゲームでも多く存在します。僕も実はその1人でもあります。
勝ちなど二の次。好きなデッキを使って大会に出たい!そう考えるプレイヤーもいます。そのことは皆さん頭に入れて欲しい。分母の小さい日本のFOWで新規ユーザーを叩こうことならば僕も黙ってないし、周りのユーザーが黙ってはないです。
ゲームを純粋に楽しんでるプレイヤーがいるってことを心の何処かに置いといて欲しいです。
僕の場合は、会場で使用してるのが僕だけのデッキで勝てた時が一番FOWをやってて楽しい瞬間です。
僕のデッキ選択をする時間は人の倍使う理由がそれにあたり、いわゆる「地雷デッキ」を作るためです。この為周りのプレイヤーには多くの迷惑をかけてきました。
僕1人に8時間近く休む時間もなくカードゲームをしてくれてる相手と場所を提供してくれていた、「ファイヤーボール秋葉原店」さんには感謝しています。
エンジョイプレイヤーもいますが、今回の内容は「勝利」を題材にこの記事を書いていますので割愛します。
カードが入手できない。
今FOW界で1番の問題です。
前までは「ファイヤーボール秋葉原店」さんに行けば9割近くカードをそろえることができました。僕のくだらない要望にも店長さんは答えてくれる面白い人でした。
成長する実感
カードゲームをやっていて面白いと思うことが1つあります。
1番良いデッキを知りながらそれをプレイしない人たち。
僕がカード初めて早くも15年は軽く経過していますが、
皆口をそろえて、
「このカード、デッキに愛着があるんだ。このデッキが選択として間違ってるのも知っている。しかしながら~~~~」っとちゃんとした言い訳が飛んでくるのです。
最近良い記事があったので一つ紹介します。
この記事です。
梅原さんは一言いいました。
上達する過程にいたはずのプレイヤーが「ゲームに飽きた」と言ってしまうことついて「『ゲームに飽きた』って言うんですけど、これは違うんですよ。ゲームに飽きたんじゃない、成長しないことに飽きたんです」「やってることが一緒だからゲームがつまらないってことにしてるんだけど、問題なのは成長していない自分のほう」
今ストリートファイターVではリュウが弱キャラになってしまいました。
ゲームをやってない僕が見ても明らかに弱いです。
でも梅原さんがリュウを使い続ける理由が、「使っていると子どものころに感じていた充実感が帰ってきた」っと言ってます。
成長する実感を感じているんだと思います。
カードゲームも同じで、どれが一番正しいのか手探りをしながら調整をし続けて、これだ!ってなった時が1番充実感があると思います。
戦略
変化しやすいデッキをメタゲームに持ち込むプレイヤーもいます。
しかしながらこの戦略で成功するプレイヤーはわずか一握りいるかいないかだと思います。
僕が初めて参加した2年前のオープンチャレンジ東京。
僕はこのゲームを初めて2日目に参加をした。
当時環境は赤白の円卓アーラと言われるデッキが環境を支配し、優勝したのも赤白の円卓アーラであった。
当時の僕は環境も知らない。どうやって勝ちに行くのがベストなのか考えたときに、自分のプレイスキルを信じて戦うことを決めた。
使用デッキは黒白レザードでした。
もちろん大会での使用者は1人。僕だけであった。成績は3-2とスタートにしては悪くはなかった。
上記にも書いたが、カードが入手できてなかったのと、まずはこのゲームを楽しみたいという気持ちがありました。友人たちが寄せ集めでカードを僕に渡してくれて、これで一緒にやろう!って誘ってくれたのが僕のFOWデビューでした。
正直コントロール系のデッキには負ける気がしませんでした。
しかしながら当たったデッキが、ハーメルンシュート、赤青円卓アリス、赤白円卓アーラ、赤緑円卓、赤単メルギス。この5種のデッキでした。
尖ったメタゲームをすることが機能せず、失敗に終わりました。
この結果、僕は確信に変わったことが一つあります。
環境TOPのデッキだけをメタることは間違えではないですが、例えば環境デッキが明らかな場合でも、ほとんどのプレイヤーがそのデッキを選択しなかったら劣ったデッキ選択になってしまいます。
結論的には、メタゲームに抗うより、身に任せたほうが成功する確率が高いと思いました。
僕は今伝えたいことはとりあえずこれだけです。
来週は名古屋の会場にいます(うにゅと一緒にいます)ので、皆さんに会えることを楽しみにしてます!